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鶴田 純久の章 お話

中国の茶の古典。
茶祖とされる陸羽の著。
陸羽は唐代玄宗(721-55在位)頃の人。
三巻。
巻上は茶之源・茶之具・茶之道。
巻中は茶之器。
巻下は茶之煮・茶之飲・茶之事・茶之出・茶之略・茶之図の十篇に分かれています。
唐代に盛行した茶は団茶であるようで、陸羽の茶道はこの茶のつくり方・煮方・飲み方の三事とその道具を細説し、その理念とするところは「茶の性は倹なり広に宜しからず」「茶は精行倹徳の人に宜し」の文章に表明されています。
本書は実に世界最古の茶書であ力茶道の淵源をなすものであって、わが国では江戸時代初期に刊行され、また京都相国寺の大典禅師が片仮名をもって解説した1774年(安永三)刊の『茶経詳説』があります。
『茶道古典全集』第一巻所収。

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