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原色陶器大辞典

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老茄子 おいなすび

名物。後窯茶入、新兵衛作。すでに天正年間(1573-92)の『宗湛日記』に「老茄子とは老いたる茄子の如く黄なる薬あるに依てなり」とみえる寂び茶入で、底廻りの作行がおもしろいです。三井家の所蔵でありましたが、万治(1658-61)以前から大阪...
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餌籍茶入 えふごちゃいれ

格好が餌籍に似た茶入。これには二種あり、一つは鷹匠の餌薙形で図に示したようなもの、他は漁夫の餌篇形で口が低く胴で少し丸くみえるものです。(『弁玉集』)エブタ窯道具の一種。瀬戸系の陶窯で用いられる語でエンゴロ(匝鉢)の蓋の称。胞蓋の意であろう...
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老坂 おいのさか

名物。国焼茶入、丹波焼。産地に因み大江山の異称をとって銘としました。薄づくりで釉の変化が特にすぐれています。酒井讃岐守所持、後年高橋篇庵を経て神戸の依田家に入りました。(『大正名器鑑』)
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絵蓋棚組法 えぷたたなぐみほう

登窯の窯詰法の一種で、普通は棚積と呼ばれています。初めこれを絵蓋棚組法といったのは、おそらくエンゴロ(厘鉢)の蓋(エブタ)を利用して棚を組み立てるとの意味であったろう。(塩田力蔵)※たなずみ
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甕 おう

かめ。瓶。中国では神農氏に始まると伝えられています。辞書を点検すると甕・奮・甑・嬰・兌などみなほぼ同物。坂と同形の瓶であります。わが国ではミカ一・ホトギなどがその他各種の容器類と共に『延喜式』の調貢品中に列挙され、後世の硬焼の瓶では信楽・伊...
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江戸唐津 えどがらつ

名物。唐津焼茶碗。明治初年東都の茶人が競って唐津茶碗を好んだ頃、同好が皆この茶碗を江戸第一に推したのでしまいに呼銘となったものです。もと野村儀兵衛所持、のち近藤家に入りました。(『大正名器鑑』)
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絵三島 えみしま

胎土の上に白土を塗抹し、その上に鉄釉で文様を描き上釉を施して焼成したものです。絵高麗から変化したものとみなされ、朝鮮の鶏竜山などで多量に焼かれました。文様は蓮花・牡丹・唐草・草葉・菱形・魚などで非常に豪宕勁健の風があります。刷毛目鉄砂・絵刷...
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応運社 おううんしゃ

1881年(明治一四)山口県阿武郡須佐村(須佐町)で陶業経営を目的とし田村直べらによって始められました。緑釉を発明したといわれます。(『府県陶器沿革陶工伝統誌』『大成陶誌』)
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江戸川製陶所 えどがわせいとうしよ

明治初期東京市牛込区新小川町二丁目十番地(新宿区)にあった工場。江戸川(神田川)に沿い傍に地質調査所の窯がありました。本製陶所の所長は塩田真、技師長納富介次郎、職工長加藤友太郎、主な画工に大出東皐・羽田簡二かおり、工人約八十余名。1877年...
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衛門坂古窯址群 えもんざかこようしぐん

静岡県袋井市岡崎に所在する須恵器窯跡群。既発見窯跡は総数四基の小群でありますが、その成立年代は六世紀前半までさかのぽり、東海地方の須恵器窯としては愛知の東山窯、三重の久居窯などに続く時期のものであります。衛門坂窯の近くには清ヶ谷古窯址群(袋...