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原色陶器大辞典

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馬の目皿 うまのめざら

馬の目の文様が描かれた大皿や大鉢。瀬戸で18世紀中頃から明治時代初期までつくられた庶民の日用雑器。渦巻き状の文様のある大皿で創始は明らかでありません。瀬戸地方で日用品として盛んに焼かれましたが、明治の...
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片口 かたくち

注ぎ口の付いた鉢。本来は油・酒・醤油(しょうゆ)などを入れて用いた雑器ですが、懐石で香物鉢に用い、小振りのものは茶碗に用います。一般に瀬戸系のものは注ぎ口の上に縁がなく、唐津系のものには縁があります。...
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遠州 えんしゅう

小堀 遠州茶人・小堀遠州(こぼりえんしゅう),小堀正一(まさかず)近江小室藩主(1万2千石)で江戸初期の大名茶人。近江の国に生まれます。幼少の頃より父新介正次の英才教育を受け、千利休、古田織部と続いた...
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堅手 かたで

付属物 箱 書付小堀権十郎筆寸法高さ:6.8~7.3cm 口径:14.6~14.8cm 高台径:5.1cm 同高さ:1.3cm 重さ:332g 端反り椀なりの、堅手本来の姿ですが、高台がいくぶん小さい...
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遠州七窯 えんしゅうなながま

江戸時代初期の茶人・小堀遠州が好み茶入や茶碗などの茶器をつらせた七カ所の窯。志戸呂焼(静岡県)、膳所焼(滋賀県)、上野焼(福岡県)、高取焼(福岡県)、朝日焼(京都府)、古曾部焼(大阪府)、赤膚焼(奈良...
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皮鯨 かわくじら

茶碗や皿の縁に鉄釉をかけて焼くと茶褐色の発色を見ますが、それが鯨の皮身のところを連想させるところから名づけられたもので、九州地方の陶器に多く用いられます。特に瀬戸唐津の茶碗の口縁は鉄釉で周囲を巻いてい...
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塩釉 えんゆう

塩を釉としたもの。焼成中の窯のなかに岩塩を投げ入れ、器体に自然釉が掛かったような効果をつくり出します。→しょくえんゆう(食塩釉)