老茄子 おいなすび

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

名物。
後窯茶入、新兵衛作。
すでに天正年間(1573-92)の『宗湛日記』に「老茄子とは老いたる茄子の如く黄なる薬あるに依てなり」とみえる寂び茶入で、底廻りの作行がおもしろいです。
三井家の所蔵でありましたが、万治(1658-61)以前から大阪鴻池家に移り以後同家に伝来。
(『大正名器鑑』)

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