お話 七夕 たなぱた 中興名物。金華山茶入、真如堂手。銘は一年に一度ぐらい取り出すほどに貴重な茶入という意味でもあるでしょうか。小堀家所持、神尾若狭守元珍、和田晋兵衛を経て、大正初年に名古屋の中村太郎家に入りました。(『大正名器鑑』) 2011.07.03 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 餓鬼腹 がきばら 中興名物。後窯茶入、鳴海窯織部好み。添書付に「遠州被申は、まだらの御座候茶入、餓鬼腹に能似申候とて、がきばらと名付申候」といいます。古田織部の好みにより鳴海窯で焼かせたものであります。前田利常がこれを求め、のち幕府に献上七だが再び同家に帰り... 2011.07.02 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶入
お話 漱芳 そうほう 名物。唐物鶴子茶入。中山主馬所持、のち水戸藩士一徳斎谷重代に伝わり、1679年(延宝七)に朱舜水が銘して漱芳と名付けました。1824年(文政七)に谷家から藩主に献上され、大正に至って住友家に入りました。(『大正名器鑑』) 2011.06.29 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 夕陽 せきよう 大名物。中国茶碗、灰被天目。この天目は灰色の空模様が自ら晩景の気分を漂わせ、夕陽天目という名は真にその景色を表明しているといってよいです。東山御物として奈良東大寺塔頭四聖坊に伝わり、享保年間(1716-36)大阪城代土岐丹後守の手に入り、1... 2011.06.26 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑
お話 珠光文琳 じゅこうぶんりん 大名物。漢作文琳茶入。名は珠光の所持であったことによります。珠光ののち天王寺屋宗及所持となり天王寺屋文琳・宗及文琳の別名があります。だいたい厚づくりで手取りは重いです。口は小さく甑は低くその廻りが少し凹んでおり、胴が張り、裾以下は朱泥色土を... 2011.06.16 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 小茄子 こなすび 中興名物。金華山茶入、瀬戸天目手。小振りの子茶入で、釉は飴色に紫色を含んで天目にみられるような光沢がある。もと小堀遠州所持、寛政(1七八九1801)頃松平不昧が金十枚でこれを求め以来雲州松平家に伝来。(『名物記』『古今名物類聚』『麟鳳亀龍』... 2011.06.11 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本
お話 漢鶴 かんつる 名物。漢作鶴首茶入。昔、和泉国(大阪府)堺に大鶴・小鶴という二つの漢作茶入があり、これはその一つ。添書によりますと、徳川二代将軍秀忠が関東巡視の際、安芸藩祖浅野長政の臣で信房という者、長政に代わって案内し、その賞としてこの茶入を拝領したとあ... 2011.05.26 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 堪忍肩衝 かんにんかたつき 名物。唐物、肩衝茶入。異色な銘でありますが、その姿、感じがいかにも重厚円満で、よく物に堪え忍んでいるようなのでこの銘があるのでしょう。『古今名物類聚』はこれを唐物の部に入れていますが、むしろすべての点て古瀬戸に近いといわれます。作行は大寂び... 2011.05.26 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 唐瓶子 からへいし 名物。漢作唐物茶大。総体に薄紫色の地に黒釉で模様を表わし、形状極めて優美な茶大。もと土屋相模守の所持、のち若狭の酒井家に伝来。(『大正名器鑑』) 2011.05.24 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 唐丸壺 からまるつぼ 大名物。唐物茶大。総体に梨地釉の上に黒飴釉がむらむらと掛かり、置形には黒飴釉が口縁から肩に伝わり、釉溜まりに少々蛇娼色をみる。甑際に沈筋が二線、胴中より上に同じく一線あり、裾以下は薄鼠色の土をみせ、糸切はこまかく、手取りは軽く、無疵でおとな... 2011.05.24 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入