お話 磐余野 いわれの 中興名物。金華山茶入、磐余野手本歌。出来もよく麗しいですが、少し寂しい風情があって何となくしっぽりとみえますので、「萩が花たれにか見せむ鶉なく磐余野のべの秋の夕ぐれ」の歌に因んで小堀遠州が銘を付けました。総体に柿金気色で禾目が現れ黒なだれが... 2011.05.07 お話原色陶器大辞典
お話 色絵備前 いろえびぜん 正徳年間(1711-6)に備前藩主池田綱政によって始められた岡山後楽園焼の作品。その品は主として置物類で、素焼の上に胡粉で地塗りをし種々の絵の具で彩色したものであります。巧妙精緻で木彫風であるのが特徴。(『日本陶甕史』) 2011.05.07 お話原色陶器大辞典
お話 不言 いわず 名物。国焼茶碗、信楽、新兵衛作。銘は「桃李不言下自成蹊」の語によるものでしょう。焼締まった出来で箆づくりの見事な茶碗であります。馬越家所蔵。(『大正名器鑑』) 2011.05.07 お話原色陶器大辞典
お話 磐余野手 いわれので 金華山茶入の一手。土屋相模守所持の銘磐余野が本歌であります。口が開き捻り返しは浅く、甑の中程がくびれ、肩は廂状で、金華山窯中で別に一手をなします。広沢手に似ていますが、そのやや角張っているのに対してふっくらした味があります。(『茶入弁解』) 2011.05.07 お話原色陶器大辞典
お話 色変わり・色替 いろがわり 釉色などか窯変の作用によって本来の色調を変えた自然の結果を指し、全体が均一の呈色よりもむしろ局部的な変色のものが多いようです。なお普通でない色調または異色の組み合わせなどを指す場合もあります。前田侯伝来の五器茶碗に色替という銘のものかありま... 2011.05.07 お話原色陶器大辞典
お話 磐瀬山呉器 いわせやまごき 名物。朝鮮茶碗、錐五器。磐瀬山は竜田川の東傍にあって万葉の頃からすでに歌枕となっていた名所で、この茶碗の淡紅色と青釉なだれを竜田川に相対する磐瀬山の薄紅色になぞらえて小堀遠州が錺としたといわれます。遠州旧蔵、その後和田晋兵衛、高橋笥庵、熊沢... 2011.05.07 お話原色陶器大辞典
お話 因久山焼 いんきゅうざんやき 鳥取県八頭郡八頭町久能寺の陶器。その窯名は因幡久能寺の冠字によるもので、別に久能寺焼の称もあります。寛政年間(1789-1801)に京都の陶工六兵衛がこの地に来て尾崎次郎右衛門・芦沢与兵衛に御室焼の陶法を授けたのに始まり、その後享和・文化(... 2011.05.07 お話原色陶器大辞典
お話 色釉 いろぐすり 着色剤を混合した釉。製法は着色剤を混ぜるという差があるだけで、他は少しも異なることなく普通釉と同じ方法で調整されます。しかしこれに使用する着色剤の種類により、アルカリ分・硼酸分・鉛の化合物などのいずれかを必ず含有させる必要があります。着色剤... 2011.05.07 お話原色陶器大辞典
お話 岩谷焼 いわたにやき 備後国深津郡引野村字岩谷(広島県福山市引野町)の陶磁器。引野焼ともいわれます。1818年(文政元)福山藩士浜野徳蔵の子源吉および元掛方三島屋徳右衛門らの創窯にかかり、陶器・磁器ともに焼き主に日用雑器ではありましたが、特に輛(同市鞘町)の保命... 2011.05.07 お話原色陶器大辞典