お話 黄河肩衝 こうがかたつき 名物。肩衝茶入、大瀬戸。茶入袋の付札に勅銘とあります。箱裏の色紙に「千代のあきのなかばにすめる河の名やうすきもみぢの色をかるらん」とあり宸筆といい伝えられています。歌は五百年河清を待つという黄河の名を詠み込まれたものです。茶入の色合いを黄河... 2012.08.29 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 月迫 げっぱく 中興名物。真中古茶入、野田手。銘の由来は不詳。地釉は鼠に薄紫を帯びて光沢は麗しく、釉色は同手面影茶入に酷似。もと小堀遠州の所持。1674年(延宝二)12月28日小堀備中守政之(号宗慶)の形見としてその子和泉守政恒から稲葉美濃守に譲与され、の... 2012.08.17 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 九鬼文琳 くきぶんりん 大名物。唐物文琳茶入。九鬼大隅守嘉隆が所持していたのでこの名があります。口縁は丸く、捻り返しがなく、甑際が少し凹み、胴に沈筋が一線巡ぴ、裾以下に鼠色の土をみせ土中に指形が数々あるようで、糸切はこまかく中に引っ付き、または箆筋があって鮮明を欠... 2012.07.28 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 清水 きよみず 名物。真中古茶入、小川手。音羽手を下に見るということで清水手というとの説がありますが、それは付会の説であるとし、本歌小川というのに因んで清水と名付けたのであるだろうともいいます。もとの所持者不明。寛政(1789-1801)の頃松平不昧がこれ... 2012.07.21 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 京瀬戸 きょうぜと 京瀬戸 きょうぜと京焼初期の茶器。天正・寛永の間(1573-1644) に正意・万右衛門・源十郎・宗伯・茂右衛門・新兵衛・吉兵衛・道味・光存・茶臼屋・茶染屋などが製出した茶器であります。これらの工人の中には職業的陶工なのか好事家なのか不明な... 2012.07.21 お話京焼原色陶器大辞典日本茶入
お話 玉堂肩衝 ぎょくどうかたつき 大名物。唐物肩衝茶入。かつて玉堂和尚の手にあったのでこの名があります。地色が濃厚なため景色に冴えはありませんが、沈着で威厳があり気宇雄大な茶入であります。もと大内義隆所持、のち山口の竜福寺に寄付、1551年(天文二〇)陶晴賢の乱にこの寺の住... 2012.07.20 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 京極茄子 きょうごくなすび 大名物。漢作、茄子茶入。一名織田茄子。もと京極家の所持であったことからの名であるでしょうか。その一名織田茄子は織田三五郎(有楽斎の孫、号可休)が所持していたことによります。上品かつ精作で景色に富む茶入であります。もと室町幕府の茶匠半田紹和の... 2012.07.20 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 吸江 きゅうこう 中興名物。真中古茶入、面取手。口のはなはだ大きいことから名付けられたものであるでしょう。出雲松平家本『名器録』には「面取吸江、面取ぽかりはとぢつきを許す、然れども之なきはなほよし、佐久間宗可是を名付る也」とあります。もと小堀遠州の所持、松平... 2012.07.19 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 木下丸壺 きのしたまるつぼ 中興名物。唐物茶入。もとの所持者が木下氏であったのでこの名があります。『麟鳳亀龍』はこれを古瀬戸に入れています。形状は優美で紫色が冴え、黒釉・光沢の鮮麗さもまたみるべきものがあるようで、その完全無欠といった点では唐物丸壺中まれにみるものであ... 2012.07.16 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 木目肩衝 きのめかたつき 大名物。漢作、肩衝茶入。名称の由来は不詳だが近江国(滋賀県)の木目城に因縁のある茶入であるでしょうか。もと福島正則の所持、1632年(寛永九)その子正利が父の遺物として将軍秀忠に献じその後秀忠から前田利常に与えられ、一時分家に伝えられたが程... 2012.07.16 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典