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鶴田 純久の章 お話

中興名物。真中古茶入、野田手。
銘の由来は不詳。
地釉は鼠に薄紫を帯びて光沢は麗しく、釉色は同手面影茶入に酷似。
もと小堀遠州の所持。
1674年(延宝二)12月28日小堀備中守政之(号宗慶)の形見としてその子和泉守政恒から稲葉美濃守に譲与され、のち稲葉丹波守から細川越中守に渡り、元文(1736-41)の頃肥前島原藩主松平主殿頭の蔵となり以来久しく同家に伝来し、1918年(大正七)12月松平家道具入札の際、五万六千九百円で落札され益田家に納まりました。
(『名物記』『古今名物類聚』『麟鳳亀龍』『大正名器鑑』)
ケテトゥンギ朝鮮語で口付禿のこと。
尿を溜めて畑に運び麦の畦に施肥するのに用います。
(『朝鮮陶磁名考』)

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