お話 種村肩衝 たねむらかたつき 大名物。漢作肩衝茶入。一名木下肩衝または都帰り。『松屋日記』に「種村肩衝近江の種村殿所持候故也」とあります。のち佐久間不干斎を経て木下宮内少輔に入り、木下肩衝といわれました。さらに堺の町人のもとに移りましたが、狩野探幽か大金を出して購入。1... 2011.07.04 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 谷大海 たにたいかい 名物。古瀬戸大海茶入。小堀遠州の箱書付には大と口との二字を一字に合わせたようにみえ、また『小堀御遺物道具』には「大海大口稲留安左衛門」とありますので、この茶入はもと樋口某の所持したものかと思われます。遠州ののち稲留安左衛門、さらに諸家を転々... 2011.07.04 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 七夕 たなぱた 中興名物。金華山茶入、真如堂手。銘は一年に一度ぐらい取り出すほどに貴重な茶入という意味でもあるでしょうか。小堀家所持、神尾若狭守元珍、和田晋兵衛を経て、大正初年に名古屋の中村太郎家に入りました。(『大正名器鑑』) 2011.07.03 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 餓鬼腹 がきばら 中興名物。後窯茶入、鳴海窯織部好み。添書付に「遠州被申は、まだらの御座候茶入、餓鬼腹に能似申候とて、がきばらと名付申候」といいます。古田織部の好みにより鳴海窯で焼かせたものであります。前田利常がこれを求め、のち幕府に献上七だが再び同家に帰り... 2011.07.02 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶入
お話 漱芳 そうほう 名物。唐物鶴子茶入。中山主馬所持、のち水戸藩士一徳斎谷重代に伝わり、1679年(延宝七)に朱舜水が銘して漱芳と名付けました。1824年(文政七)に谷家から藩主に献上され、大正に至って住友家に入りました。(『大正名器鑑』) 2011.06.29 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 珠光文琳 じゅこうぶんりん 大名物。漢作文琳茶入。名は珠光の所持であったことによります。珠光ののち天王寺屋宗及所持となり天王寺屋文琳・宗及文琳の別名があります。だいたい厚づくりで手取りは重いです。口は小さく甑は低くその廻りが少し凹んでおり、胴が張り、裾以下は朱泥色土を... 2011.06.16 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 漢鶴 かんつる 名物。漢作鶴首茶入。昔、和泉国(大阪府)堺に大鶴・小鶴という二つの漢作茶入があり、これはその一つ。添書によりますと、徳川二代将軍秀忠が関東巡視の際、安芸藩祖浅野長政の臣で信房という者、長政に代わって案内し、その賞としてこの茶入を拝領したとあ... 2011.05.26 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 堪忍肩衝 かんにんかたつき 名物。唐物、肩衝茶入。異色な銘でありますが、その姿、感じがいかにも重厚円満で、よく物に堪え忍んでいるようなのでこの銘があるのでしょう。『古今名物類聚』はこれを唐物の部に入れていますが、むしろすべての点て古瀬戸に近いといわれます。作行は大寂び... 2011.05.26 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 唐物装蹄 からものろてい 名物。唐物茶入。口造りが装蹄状をなし、総体に光沢が麗しく、無疵で景色の変化がおもしろい茶入。万治(1658-61)以前から大阪鴻池家に伝来しました。(『大正名器鑑』) 2011.05.24 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 唐擂茶 からるいざ 名物。漢作唐物茶入。銘茶の数十二。総地栗色中に甑の括茶だけが白く、その対照が景色のおもしろさを一段と加えます。もと土屋相模守の所持。その後干帥屋宗十郎、信州上田藩主松平伊勢守と伝わり、大正初年同家蔵器入札の際八千余円で名古屋早川周造家に入り... 2011.05.24 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入