お話 かはづ肩衝 かわずかたつき 八幡名物。唐物、肩衝茶入。形が蛙に似通っていますので、『新古今集』前大納言忠良の歌「折にあへばこれもさすがにあはれなり小田のかはづの夕暮のこゑ」によって名付けられたといいます。総体黒飴釉一色ではなはだ無景のようではありますが、胴紐下にひっ付... 2011.05.24 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 河菜草 かわなぐさ 河菜草瀬戸真中古窯茶入、野田手。名物。『古今集』物名の部「かはなくさばたまの夢になにかはなぐさまむうつにだにもあかぬころを」の歌か命銘されています。もと神尾大和守元陳の所持で、その後寛政・享和 (1789~1804)の頃松平不昧の有となって... 2011.05.24 お話原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 唐瓶子 からへいし 名物。漢作唐物茶大。総体に薄紫色の地に黒釉で模様を表わし、形状極めて優美な茶大。もと土屋相模守の所持、のち若狭の酒井家に伝来。(『大正名器鑑』) 2011.05.24 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 唐丸壺 からまるつぼ 大名物。唐物茶大。総体に梨地釉の上に黒飴釉がむらむらと掛かり、置形には黒飴釉が口縁から肩に伝わり、釉溜まりに少々蛇娼色をみる。甑際に沈筋が二線、胴中より上に同じく一線あり、裾以下は薄鼠色の土をみせ、糸切はこまかく、手取りは軽く、無疵でおとな... 2011.05.24 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 唐物円座 からものえんざ 名物。漢作唐物茶入。総体に黒飴釉が光沢美しく唐物円座の本歌ともみるべき茶入であります。もと京都本能寺の什物、のち豊臣秀吉の所持となりこれを利休に下賜、その後一時徳川幕府の什物となったが姫路酒井侯が拝領しました。(『大正名器鑑』) 2011.05.24 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 唐物耳付 からものみみつき 中興名物。漢作唐物茶入。手取りが軽く釉質は上手で、雅作精巧なものです。もと土屋相模守の所持、のち久しく江戸十人衆仙波太郎兵衛のもとにあり、1883年(明治一六)4月同家から小松宮彰仁親王に献じられました。(『古今名物類聚』『大正名器鑑』) 2011.05.24 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 神谷肩衝 かみやかたつき 大名物。古瀬戸茶入。『茶器目利集』に「加賀家中神谷内膳所持」とあることから、この姓を名としたことがわかります。『麟鳳亀龍』は「ぬめりたる柿に黒むらくとかiり、斑にきれたる所もありながれたる所もあり、ろくろ強し、黒の上かなけ強し、うるはしき出... 2011.05.23 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 唐大海 からたいかい 中興名物。漢作唐物茶入。黒金気色の上に柿金気錯綜して景色の変化がすこぶる多く、一線の黒飴釉のなだれが肩先から盆付際に達します。釉質は上手で無疵、唐大海中有数の出来といわれます。もと小堀遠州所持、1809年(文化六)小堀宗中から尾関文右衛門雅... 2011.05.23 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 金森肩衝 かなもりかたつき 名物。古瀬戸、肩衝茶入。金森家が所持していたための銘であるでしょう。無疵で総体に黒飴釉の光沢が麗しく、胴体を継櫨が荒く馳け巡って一段の景色をなし、柿色もまた見事で腰廻りの釉溜まりの光沢も申し分なく、作行おもしろく見所の多い茶入であります。金... 2011.05.22 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入