金継ぎを受け賜っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

茶碗

原色陶器大辞典

紀三井寺 きみいでら

雲堂の模様のある染付ですぐれたものを紀三井寺といいます。『茶怨目利書』に「紀三井寺は順礼の歌の心より染付の一番といふ心なり、雲堂の模様あるを以て紀三井寺ともいふ」とあります。ただし紀三井寺は西国三十三番のうち二番の札所であります。『茶道笙蹄...
お話

吉安天目 きつあんてんもく

中国宋代に江西省吉安府永和鎮で焼造されたという一種の建蓋類似品。外部は貳用のように黄褐色の地に黒い斑があるようで、茶人はこれを貳皮盞と呼びます。見込に梅花・鳳凰・木葉やまれには唐草などの模様を付けたものがあります。(尾崎洵盛)※えいわよう※...
原色陶器大辞典

紀井戸 きいど

名物。朝鮮茶碗、銘の由来は不明。大茶碗で薄作り、時代は古く大寂びで、作中おのずから雄大な気象が観取される茶碗であります。最初の所持者不明。のち江戸の冬木喜平次を経て福知山城主朽木遠江守に伝わり、1796年(寛政八)4月金百二十両で内藤大和守...
中興名物

荒木高麗 あらきごうらい

大名物。朝鮮茶碗、高麗。荒木摂津守村重が所持していたところからこの名があります。一見安南茶碗のようでありますが、釉が柔らかく特に内部に井戸茶碗のような白釉なだれがあるのは高麗茶碗の特色とみられます。もと利休が所持し、荒木村重を経て尾張徳川家...
お話

尼呉器 あまごき

朝鮮産呉器茶碗の一種。かつて朝鮮の使節がわが国に来た時、京都鷹ヶ峰(北区)の尼寺薬師院に宿泊した女性たちが朝夕使った飯茶碗。大徳寺呉器に比べて小振りで丈が低く、丈に比べて口径か割合に広く、蒼黒味がかった黄色の釉が掛かっています。(『高麗茶碗...
お話

尼焼 あまやき

楽焼の元祖阿米夜の妻比丘尼作の茶碗。淡飴釉が特色であります。『和漢諸道具見知鈔』(1694、禄七年編)に「尼焼、長二郎母也、柿薬茶碗也、黒はなし」とあります。
お話

青井戸 あおいど

青井戸銘緑毛朝鮮産井戸茶碗の一種。全体に美しい青味を帯びているのでこの名があります。ただし時に大色の出たもの、青色と赤味との片身替りのものなどがあります。色合いが美しいのと数が少ないことによって茶大間で珍重されます。普通朝鮮産と思われており...
朝鮮

翁 おきな

雨漏堅手茶碗。白い素地のものに透明あるいは半透明の釉薬をかけた白無地の茶碗があるが、長年の使用によって、茶が気孔や貫大からしみ込み、あたかも雨の漏ったようなしみのできるものがあり、これを雨漏茶碗と呼ぶ。この「翁」銘のものは、堅手というよりや...
朝鮮

小くら山 おくらやま

玄悦御本茶碗。船橋玄悦は京都出身の対馬藩の藩医であり、茶の湯に通じ、また陶芸も巧みでした。寛文三年(1663)朝鮮の釜山に渡り、伊羅保や呉器風のものを多くつくっている。その頃、茶入たちの高麗茶碗への渇望に応えて、対馬の陶工が盛んに釜山に渡っ...
朝鮮

大高麗井戸形茶碗 おおごうらいいどがたちゃわん

大名物。千利休から荒木摂津守村重に伝わったところから、「荒木高麗」の別称があります。轆轤目はゆるやかにめぐり、総体の枇杷色は、他の大井戸に増して一段と美しいです。高台内外には細かいかいらぎが立ち、高台内一部に指痕、中央は兜巾が立っています。...