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狸香合 たぬきこうごう

交趾焼。型物香合番付では前頭六枚目、しかし交趾香合中最も古作といいます。小堀遠州時代の注文品であるだろうともいいますが、その当時のものであることは間違いないでしょう。番付にも色絵と特に記しているように、色彩の鮮やかなことは抜群であります。伊...
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谷屋焼 たにややき

讃岐国志度(香川県さぬき市)の陶工谷屋某のつくったものです。明治初年の産で作風は同国の源内焼または庸八・尚八に似ています。器は主として線香立て・下盆など。(『讃岐陶磁器史稿』)
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谷川 たにがわ

中興名物。後窯茶入、利休窯。銘は小堀遠州の撰。その置形に谷川の流れのような景色がありますので、「流れても浮世に出しときくなればかげもとどめじ谷川の水」の歌意によって名付けたといいます。細長い肩衝茶入で、同種類の数多い中でも特に作行・景色がす...
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谷窯 だにがま

肥前有田の古窯。多久系磁器窯で現在は民家となっています。安永(1772-81)以後の窯で長崎貿易のために開かれたものらしく、1887年(明治二〇)頃に廃窯となりました。
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谷陰 たにかげ

名物。金華山茶入、玉柏手。銘は飛鳥井雅有の「谷陰のこけの下なる玉柏手に知られぬ年ぞ経にける」の歌によります。阿部豊後守所持、のち堀田相模守、相模屋宗久、鴻池分家草間氏を経て柏木庄兵衛の蔵となりました。(『古今名物類聚』『大正名器鑑』)
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田村文琳 たむらぶんりん

名物。漢作文琳茶入。田村は原所持者の名であるが何者であったのか明らかでなく、明治の田村子爵家の祖田村左京太夫が所持していたものではないかと推測されるだけであります。竹丹州土屋左門を経て松平上野介に伝わったもののようであります。のち江戸十人衆...
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玉村 たまむら

名物。真中古茶入、大覚寺手、大海。小堀政房筆箱書付に「うつろはて庭おもしろき初雪におなじ色なる玉村のさと」とあります。小堀遠州所持、のち江戸の御典医岡玄斎を経て岩崎家に入りました。(『大正名器鑑』)
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玉津島 たまつしま

名物。破風窯茶入、凡手。銘は『玉葉集』崇徳院御製「過ぎがてにみれどもあかぬ玉津島むべこそ神の心とめくれ」によります。もと丹波園部家(のちの小出家)伝来、後年岩崎家に入りました。(『大正名器鑑』)
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玉垣文琳 たまがきぶんりん

大名物。漢作文琳茶入。『茶伝記録』に「伊勢より出たるによりかく名を云ふや」とありますので、伊勢神宮の玉垣に因んだ名であるでしょうか。『松屋日記』には「玉垣と珠光文琳と羽室文琳、此三つ天下に無隠文琳也」とあります。口造りは厚手で、捻り返しは浅...
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種子茄子 たねなすび

名物。漢作茄子茶入。種子島左近家所持、1825年(文政八)島津家久が同家より召し上げ、以来島津家に伝来。(『大正名器鑑』)