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達磨茶入 だつまちゃいれ

茶入の形が数珠の粒の達磨というものに似ているものです。唐物茶入にこれがあるようで、下釉は艶のよい柿色、上釉は黒釉で黄釉が少しちらちらとみえています。(『茶器弁玉集』)
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辰市手 たつのいちで

古瀬戸茶入の一手。本歌は小堀遠州所持で、大和国辰市の里(奈良市)から出たのでこの名があるといいます。土は薄赤色で石目があります。糸切は細くかすかに見えます。下釉は柿色に少し黒味があるようで、上釉は黒釉がむらむらと掛かってなだれのように見える...
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田土 たつち

田圃の底から採掘した粘土。丘陵の粘土が風化して雨水に洗われ、谷底に沈澱した粘土層を掘り出します。キメのこまかな鉄分の多いことが特徴で、水簸して肌の滑らかな有色妬器をつくるのに用いられています。粗妬器の原料は水簸せずに掘り出したままのものを用...
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脱胎 だったい

ほとんど釉薬だけから成っているかと思われるほどに胎土の薄い磁器。その薄さが鶏卵の殻に似ているので卵幕・卵殻磁器ともいいます。日光に当てて見ると表裏に手影が見えます。文様のあるものはその裏から外の花文が見え、款のあるものはその表から裏の款字が...
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辰次 たつじ

彦根藩窯湖東焼の陶画工。尾張国瀬戸村(愛知県瀬戸市)の人で、1856年(安政三)11月御抱えとなり名を新介と改名。染付および赤絵を描いたが1859年(同六)に辞して帰郷、のち京都に移って名を井上松兵衛と改め松坪と号しました。(『湖東焼之研究...
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竜口坂下窯 だつぐちさかしたがま

鹿児島県姶良市加治木町日木山竜口坂下の古窯。1607年(慶長こI)に星山伸次一族が開窯したものと推定され、また一説に朝鮮人芳珍あるいは芳仲の窯場であったともいいます。(前田幾千代)
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立川窯 たつがわがま

佐賀県伊万里市大川町立川西本谷にあった唐津系古窯。享保年間(1716-36)に椎ノ峰の陶工小松栄八の開窯になり、1768年(明和五)廃窯しました。製品は片口・摺鉢・丼鉢の大物から茶碗・皿の小物に及び、刷毛土を用いて波形の模様を現し、また刷毛...
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抱瓶 だちびん

沖縄の陶器の一種。腰瓶とも呼びます。同地方の人達が泡盛を入れて携帯した酒瓶。現在は用いていないようです。両方の耳に紐を通して肩に掛け、裏面の湾曲部が腰に添うようになっています。これは水瓶に類するものであって、南洋の土人の中にもこれと似た各種...
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橘茶入 たちばなちゃいれ

唐物茶入。橘の形に似ているのでこの名があります。土は紫色、糸切は尋常で、胴に橘のように葉を切ってあります。地釉は薄黒色の柿に梨地があるようで、上釉は黒釉。この口造りは世俗に出没口といいます。(『茶器弁玉集』)
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立花実山 たちぱなじつざん

筑前国(福岡県)黒田藩の臣。茶道南坊流の祖。名は重根、通称五左衛門。実山のほかに宗有とも称し、松月庵・而生斎・来也堂・寸魚堂の諸号があります。藩主光之に用いられ累進二千五百石を給されました。光之の世子綱之が廃嫡となった時実山は綱政を擁立しま...