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鶴田 純久の章 お話

名物。破風窯茶入、米市手。
茶入置形の景色を京都嵐山の名所戸灘瀬の滝に見立ててこの銘を付けた。
戸灘瀬の滝は古来有名だったが角倉了以の保津川改修の時にこわされ、今はその跡を留めないようです。
京都白木屋、大阪鴻池、姫路酒井家を経て、寛政(1789-1801)の頃松平不昧が買い求めましたが、時に価金五百枚でありました。
以後雲州家に相伝しました。
(『古今名物類聚』『大正名器鑑』)

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