福岡県遠賀郡折尾村(北九州市八幡区)の陶窯。1897年(明治三〇)頃に創業され明治末年まで土管を焼いていましたが、土質不良のため中止。大正初年になって汽車用の粗土瓶を焼成、京都から伝来したという手轆轤で作製し1日の仕上げ数は二百個が最多でありました。(『北村弥一郎窯業全集』)