梶常吉 かじつねきち

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

近代七宝の創始者。
尾張国海東郡服部村(名古屋市中川区富田町服部)の人。
初め金銀鍍金を業としたが古書を見て七宝業を起こそうと思い立ち、天保年間(1830-44)たまたまオランダ製の七宝類似品を得てこれを分析研究し、苦心の末ついにその方法に成功。
1850年(嘉永三)藩庁から製作の命令かあり、以後藩の内外にその名が聞こえ、1883年(明治一六)8月には殖産上稗益が少なくないと賞勲局から銀盃一組を賜わりました。
同年9月3日没、八十一歳。
林庄五郎および泰二という者がその方法を継いでします。
(『大日本窯業協会雑誌』二七)

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