御室焼 おむろやき

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鶴田 純久の章 お話

山城国葛野郡御室村字小松(京都市右京区御室竪町の地にありました。昔からこのあたりには土器師が多かったとはいえ、御室焼の名はおそらく仁清によるものです。すなわち伝によれば仁清は御菩薩池(北区上賀茂深泥池)からここに移って窯を築き、その銘に三種ありました。以後窯は四、五代継続し、嘉永年間(1848~54)になって仁清写しの巧みな永楽和全が来て、旧地に新窯を始め「おむろ」の印を用いたといわれます。(『雍州府志』『陶器考』『本朝陶器攷証』『観古図説』)※にんせい

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