久隅守景 くすみもりかげ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

狩野派の巨匠で古九谷に陶画を描いた。加賀金沢堤町に生まれ、通称半兵衛、一陳・無礙斎・無下斎などと号した。早くから京都に出て狩野探幽の門に入り、師の筆意を得ることにすぐれていた。
また雪舟の画風を慕って墨筆を巧みにした。晩年には藤村庸軒に茶道を学んで造詣が深かった。磊落豪放な性格で奇行が多く、ついに幕府の忌避するところとなって佐渡に流され謫所で没した。加賀藩に招かれたのは延宝年間(1673~81)前田綱紀に仕えた。(『九谷陶磁史』)

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