美濃国久尻(岐阜県土岐市泉町久尻)の陶家岡田忠右衛門重正。紀州徳川家岡田掃頭の次男であり、久尻窯開祖加藤与三兵衛景光の次男弥左衛門景頼の女婿となり、景頼の家を相続した。慶長年中(1596~1615)の人。遺作のまれに存するものに「重正作」の彫銘がある。(『新編瀬戸窯系統譜』)