常滑元功斎 とこなめげんこうさい

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

常滑焼の在銘作品に最初に現われた陶工。本名は渡辺弥兵衛、1721年(享保六)生まれ。良工の誉高く、多くの茶陶がみられる。また無銘の作品も多く、晩年に至って尾張藩主(七、八代頃)の命を受けて茶器・酒缶・花瓶などをつくって上納し、いずれも賞されて常滑元功斎の銘を賜ったといわれている。作品はいずれも手捻りの雅趣のあるもので、轆轤は使われていない。1804年(文化元)没、84歳。

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