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鶴田 純久の章 お話
常滑 壺
常滑 壺

Tokoname ware: jar. Excavated at Asahinomori, Amatsukominato-chō, Chiba. Date of Oei 3rd year (1396). Height 40.6cm. Seichō-ji.
千葉県天津小湊町旭ノ森出土
応永三年(1396) 銘
高さ40.6cm 口径13.0cm 胴径36.6~37.6cm 底径14.5cm
千葉県指定文化財
清澄寺
 日蓮上人ゆかりの清澄寺の傍の旭ノ森頂上の経塚から、経筒外容器として出土したもので、破砕した金銅製経筒の一片に応永三年の銘があります。壺は胴の丸くふくらんだ、口頸部の小さいもので、口縁の上端に幅7mmの面取りを施しています。紐土づくり胴部三段の成形で、器面は刷毛目調整をしています。焼成は良く、茶褐色の器肌に暗緑色の自然釉が流れおちています。室町初期の壺の基準資料として重要なものです。

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