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鶴田 純久の章 お話
叩き朝鮮唐津船徳利
叩き朝鮮唐津船徳利

十七世紀初期 藤の川内窯
高23.3 径18.6
いわゆる掘り出し唐津の手です。鉄分の多い土で、叩きづくひしゃくり。鉄の黒飴釉と藁灰釉が柄杓で無造作に流しかけしてあります。 底部には鉄分の多い泥釉を塗っています。船上で使うため、高台の 径が普通の徳利より大きいです。露胎の部分は狐色に発色し、わずかに艶があります。

朝鮮唐津 大徳利

叩き朝鮮唐津船徳利
叩き朝鮮唐津船徳利

高さ33.4cm 口径7.5cm 胴径18.5cm 底径12.5cm
 肩のふくらんだ大振りの徳利で、底は平底である。口部から胴にかけて白濁和と黒釉を無造作に流しかけた朝鮮唐津で、この種の舟徳利風の作例のなかでは優れたものの一つである。藤の川内系の窯で焼かれたものであろう。

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