片桐石州造茶杓 かたぎりせきしゅう 共筒 銘有明

片桐石州造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
片桐石州造茶杓
片桐石州造茶杓

石州の代表作として名高い。
白さび竹だが節下三分の二は煤竹色の染分けとなり、蒔絵のような濃淡の斑文をみせる。
それを有明の雲に見立てて命銘。
切止は約束の一刀切放しである。
筒は茶杓と同じ景色のある竹を用い上下を削り込む。
面取りに「(花押) 有明」と見事な書付も有名である。
【付属物】 内箱―桐白木、書付「有明の茶杓片桐石州作」 外箱桐白木、高橋箒庵筆「宗関居士造茶杓銘有明」、蓋裏書付同筆 「昭和四年十月吉辰末学高橋箒庵識」 添紙―歌二首 添状―清水道慶筆
【伝来】 島津家
【寸法】 茶杓―長さ19.4 幅0.5~0.95 厚さ0.3 筒長さ20.1 径2.5

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