Kettle and brazier with stream design, enamelled ware
Overall height 21.4cm
高さ21.4cm 左右 22.0cm 三脚
これは丁子を煎じる丁子風炉です。かつて厠などで丁子の皮を煎じて芳香を発し、臭いを消す風習がありましたが、京都ではこのような豪華な丁子風炉が一部の上流階級の間で使われたのでしょう。京焼の丁子風炉はかなり多く残っていますが、なかではもっとも優れた作例です。全体薄作りで、波濤文や雷文を上絵であらわし、釜の蓋や風炉には木瓜文や七宝文などを透かし彫りしています。