千宗旦造茶杓 せんのそうたん 共筒 銘初音

千宗旦造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
千宗旦造茶杓
千宗旦造茶杓

宗旦茶杓に三種の形がある。
利休を一層佗びさせた折撓めの形、腰やご景色とする太身に追取の角削りの形、少庵にもまがう細造りの形とある。
この「初音」は第三者に属し、蟻腰が高く一本樋が深く、櫂先は長く鋭く丸めである。
筒はごま竹の草削りで、宗旦独特の寂びた景色を面取りして「初音 不」と書き付ける。
【付属物】替筒―書付覚々斎原叟筆箱桐白木、書付同筆添状―千宗旦より宗玄て 「茶杓初音と書付進候御御出待申候 以上 五日(宗旦花押)宗玄様 不審」
【寸法】茶杓長さ17.2 幅0.4~0.9 厚さ0.2 筒長さ20.7 径2.2

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