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鶴田 純久の章 お話

中国南宋時代の青磁窯。
浙江省竜泉県琉田にありました。
処州(浙江省)の人章兄弟がここに各一窯をつかさどり、兄章生一の窯を冊窯といい、弟章生二の窯を章窯または竜泉窯・弟窯といったといいます。
『谷風堂随筆』の記文には「生二陶するところの青磁は純粋美玉の如く世に貴ばる、即ち官窯の類なり」とありますので、その青磁は秀麗であったらしいです。
『格古要論』に「章竜泉窯は粉青色あり翠青色あり色の深浅一ならず、この窯と僣窯との区別は可は紋あり弟は紋なし、足れ特に異なる点なり」といいます。
近年陳万里の「竜泉県窯趾消査報告」があり、尾崎洵盛の『支那陶磁小考』に詳細な紹介および論説があります。
※りゅうせんよう

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