徳右衛門 とくえもん

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鶴田 純久の章 お話

肥前国南川原(佐賀県西松浦郡有田町曲川)の名工中野徳右衛門。
辻喜平次以前にすでに宮廷の御用品をつくっていましたが、その伝を欠いたので世に現れなかったといいます。
柿右衛門の家の隣に住み、柿右衛門よりよく御用命を受けましたので、柿右衛門はこれを嫉み窯内に砂を散布して失敗させ、これが原因で病死したという伝説が残っています。
1661年(寛文元)7月没。
掲載の款は徳右衛門製菊花御紋滝操章付鉢に付したもの。『有田古陶磁銘款集』)

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