髪徳利 ひげどっくり お話 X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.07.222023.09.15 鬚徳利 ひげどっくり 王面ともいいます。享保(1716-36)頃の古写本に「唐物なるが徳利に人の面を置上げに形付けたる物」「嶋物にして王の面が地紋に彫付けあり」とあるようで、首の部分に髪のある人面を薄肉にて貼り付け、藍色の食塩釉が文様の上を流れています。首と腹に貼り付けられた文様の形状と大きさには相違があります。江戸時代に輸入され、讃窯道八・対州志賀焼・平賀源内・木米らがこれを写しました。その創製地についてオランダ、イギリス、ドイツなど種々の説があります。(塩田力蔵)