揖宿土 いぶすきつち お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.05.062023.05.25 薩摩焼素地の主要原料。帰化朝鮮人の朴平意は薩摩国苗代川村(鹿児島県日置市伊集院町)に移ってから、1614年(慶長一九)島津義弘の命により陶土を国内に探求し、揖宿郡十二町村(指宿市十二町)の白粘土をはじめ種々の原料を発見しました。その後同郡山川郷成川村(山川町成川)などの土を使いましたが、それらを使い尽くして明治以後の揖宿土は産地を異にし、したがってその釉璧が古薩摩に及ばないようです。これは指宿温泉の近くの字越山産のバラ土とネマ土であります。