福州青磁 ふくしゅうせいじ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

北中青磁ともいいます。
磁胎の純白な一種の青磁で、底足内に白釉が掛けられているので裏白手ともいいます。
南京手と同じく中国明末清初の景徳鎮窯で焼成され、山越えして福州に運び、そこから輸出されたのでこの名かおります。
中国産の青磁のうちでは最も下手なものの一つで、わが国には文政・天保(1818-44)頃に多く舶載されたと伝えられます。
(『青甕説』『青磁につきての考察』)

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