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鶴田 純久の章 お話

中興名物。破風窯茶入、市場手。
銘の由来は不詳。
地柿色がいたって快く、置形は黒茶なだれ、上に石はぜが一つあります。
その右の方に飛釉が二ヵ所、胴に火間があるようで、肩より上のところに指痕が一つあるようで、口に二ヵ所の繕いがあります。
1714年(正徳四)江戸銀座の年寄四人が欠所の時京都の伊勢屋弥兵衛がこれを買い取りました。
のち名古屋の神戸文左衛門を経て1913年(大正二)大阪坂上新治郎家に入りました。
(『古今名物類聚』『麟鳳亀龍』『諸家名器集』『茶入名物記』『大正名器鑑』)

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