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鶴田 純久の章 お話

火度測定器の一種。
愛知県瀬戸地方の丸窯では火前上部の差木孔からよく見えるところに小器物を置き、これを窯出しといいます。
これには簡単な線を呉須で描きその上に白釉を施します。
そしていわゆるねらし煉べを行って、火度の昇るのに伴い窯出しの白釉が熔融し始め、釉下の呉須が見えるようになったら責め焚きに移ります。
そうしないと製品は還元せず、またこれよりも早く責め焚きに移れば炭素沈澱を生じ、いずれも所期の磁器が得られないようです。

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