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鶴田 純久の章 お話

風化花崗岩が淘汰されることなく湖沼に堆積したカオリン質粘土層より、カオリナイトを主成分とする粘土を水簸(珪砂と粘土の分離)し、精製した可塑性粘土です。

 蛙目粘土は、比較的大きな珪石粒(せきえいりゅう)(珪砂(けいしゃ))を含んだ堆積粘土で、雨が降って粘土が流れた後に、珪石粒が蛙の目のように残っている姿から蛙目粘土と呼ばれるようになりました。
粘土と珪砂は約半分ずつ含まれており、水簸(すいひ)して粘土と珪砂を分離して、珪砂はガラス原料などに使用されます。
蛙目粘土は可塑性が高く比較的豊富に産出したため全国に出荷されています。
蛙目粘土も木節粘土と同様に炭化した木を含むためネズミ色に着色された粘土です。

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