御室焼 おむろやき

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鶴田 純久の章 お話

和泉国(大阪府)湊焼の一称。
文政年間(1818-30)五代上田吉左衛門が湊窯で初めて交趾風の薄彩釉を施した器を出し、自ら御室焼と称しました。
しかし京都の御室焼とは陶質が異なり、淡黄色・紅褐色・浅深緑色のものがあり、いささか淡路焼に類しているがより軟弱な一種の楽焼であります。
(『日本近世窯業史』)

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