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鶴田 純久の章 お話

東京国立博物館に「延享式乙丑5月勝政作之」という彫銘のある白釉観月布袋香炉があります。
何者なのかはわからないようです。
あるいは備前岡山の藩士で理由があって浪人となり岡山において陶器をつくった江戸末期の人だともいいます。
その作は閑谷焼に似ていてはなはだよいものであります。
製品にはしぱしぱ古い年号を記しています。
江戸の末期につくったものに延享(1744-8)の年号を記しているなどよい例でしょう。
(『東京帝室博物館焼物目録』)

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