加登屋長寿 かどやちょうじゅ お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.05.212023.09.25 加賀国(石川県)大樋焼の陶工。大樋焼五代勘兵衛の門人加登屋吉右衛門(同門加登屋政吉の分家)の子で、1856年(安政三)金沢山の上町に窯を構え、主として飴釉の茶器をつくり「長寿」の円印を捺し、世に大樋の長寿作として賞賛されました。1886年(明治一九)没、四十五歳。子吉太郎が業を継いで1917年(大正六)名を加藤長寿と改名。なお諏訪蘇山がかつて長寿の門にありましたが、その間に製作された妙作は今も珍賞されています。(松本佐太郎)