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鶴田 純久の章 お話

ヨ一ロッパには古くから陶製の煙管があるようで、パイプクレ一(煙管粘土)などの名があります。
わが国では1782年(天明二)の『葺録』に、薩摩国(鹿児島県)苗代川の移住朝鮮陶工の用いたものが図示されています。
近年美濃国(岐阜県)の古窯発掘の際かなりの数の煙管を出土しました。
黄瀬戸・志野・織部などで、天正・慶長(1573-1615)の間の製品であるだろうといわれます。
朝鮮には白磁などの煙管があります。
また雁首だけ陶製のものもあります。
(『茶わん』二八『朝鮮陶磁名考』)

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