修験者横井金谷のつくったものです。金谷は近江国(滋賀県)山田の人で、初め僧となったが改宗して修験者となりましました。画を蕪村に学び特に山水に巧みでありましました。四十歳を過ぎて名古屋に移り住吉町大宝院に入りました。ときどき瀬戸に来ては陶器をつくり所掲の印を彫りました。(『陶器類聚』『をはりの花』『名古屋市史』)