陶磁器でいう黒とは、深青色つまり暗褐色で、真の黒釉・黒素地というものはないようです。
黒は次の三つに分類できます。
一、特に着色剤を加えず焼成中に生じる黒。
また煤の多い焔からの炭素が器物の小孔中に入り、表面の熔融と共に固着すると黒色が生じます。
還元焔で焼くとある種の粘土は黒および青を生じます。
二、素地・エンコーベ釉中に加えられて、黒素地・黒エンコーベ・黒釉をつくりだす黒。
この種のものは普通絵の具といわれます。
三、素地・エンコーベ・釉などの表面被覆として用いる黒。
上絵具・釉下絵具がこれであります。
黒 くろ
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