八寸 はっすん

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

懐石道具の一種。主客献酒のときに、取肴の器として使います。元来は赤杉の木地でつくられていましたが、漆や陶磁器も用いられます。
懐石の食事の段に続き、吸い物・八寸のもてなしがあります。
客が吸い物を頂き終わりますと、亭主は八寸四角の杉木地の盆(これを八寸とよぶ)に酒の肴(さかな)二種をのせ、客に酒をすすめ、主客の間に盃の応酬がおこなわれます。
肴の二種は、海のもの(なまぐさ)、山のもの(精進)などの名でよばれ、客の数に亭主の分を加えて八寸に盛られます。

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