Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

絵具皿のこと。
花の形をした皿で梅花にかたどったものが多いようです。
深い皿で内外ともに模様のあるものを貴ぶ。
多くは染付あるいは豆青でありますが、ほかにも種々の形式があります。
中には内部に区画を設けて高盆のような形をしたものがあります。
中国清朝乾隆(1736-95)年製には、蓮花の弁が九つあって、外部は豚脂紅、内部は白色ですこぶる美麗なものがあります。
その茎は葵緑色をしていて別に一弁があり蓋となっています。
胎質は極めてこまかく滑らかなものであります。
『飲流斎説瓷』

前に戻る
Facebook
Twitter
Email