坂上重次郎 さかがみじゅうじろう

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鶴田 純久の章 お話

紀伊国(和歌山県)瑞芝焼の創業者。和歌山の豪家で家号を岡崎屋といい、号は瑞芝、商取引の際には十次郎を用いた。1801年(享和元)に瑞芝焼を起こした。1816年(文化一三)七月没、43歳。二代重次郎は幼少であったため親戚の岡崎屋喜右衛門の補佐によって事業を継続し、よくこれを経営した。1874年(明治七)開物局時代の係役人北林藤三郎に窯を譲った。1878年(同一一)没、68歳。同焼の器に「陶器師鈴丸十次郎」の銘のあるものがある。(『紀伊陶瓷史』『茶わん』四九)※ずいしやき

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