富村勘右衛門 とみむらかんえもん

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鶴田 純久の章 お話

薩摩国(鹿児島県)の人。島津領内で異端禁止の令に触れ肥前有田に逃れて大樽に住んだ。手代嬉野次郎左衛門と共謀し、禁を犯して有田磁器インド地方へ輸出しようとした。すなわち勘右衛門は有田に留まって磁器をつくり、次郎左衛門平戸の人今津屋七郎右衛門がインド貿易に出航したが、1725年(享保一〇)次郎左衛門らは台湾で捕えられた。勘右衛門は事が発覚したのを知り同年五月二十日切腹した。(『日本陶磁器史論』『有田磁業史』)

嬉野次郎左衛門

今津屋七郎右衛門

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