須恵器 鹿鈕蓋付装飾壺

須恵器 鹿鈕蓋付装飾壺
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鶴田 純久の章 お話
須恵器 鹿鈕蓋付装飾壺
須恵器 鹿鈕蓋付装飾壺

Sue ware: decorated jar with cover surmounted by deer knob. Excavated at Numataniyama, Kishiwada-shi, Osaka. 6th century. Height 32.0cm.Tokyo National Museum.
大阪府岸和田市山直字沼谷山出土
6世紀
総高32.0cm 口径10.8cm 胴径15.4cm
東京国立博物館
 有蓋壺の肩に粘土紐をめぐらし、その上に一人の人物と四匹の鹿を等間隔に配した装飾壺の一種で、蓋の鈕の上に頭を高々とかかげ、口を開いた鹿が鈕飾としてとりつけられています。鹿はいずれも同一方向に向いておなじ姿態をとっています。頭をあげ、口を開いているさまは群がる鹿の鳴く姿を表現したものでしょう。両手を前に出した人物がなにを表しているかは不明です。鹿は、犬・馬などとともに装飾須恵器の題材として好んで用いられる動物の一つですが、このように鹿ばかりを五匹並べたものは珍しいです。器物はやや砂質に富んだ土を用い、焼成はさほど堅くなく、やや褐色を帯びた灰色を呈しています。

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