呉須十二角水指 ごすじゅうにかくみずさし

呉須十二角水指 ごすじゅうにかくみずさし
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鶴田 純久の章 お話
呉須十二角水指 ごすじゅうにかくみずさし
呉須十二角水指 ごすじゅうにかくみずさし

形物水指 十二角に面をとり共蓋が約束です。
胴には野に遊ぶ牛、蓋には松と遠山らしいものを描き、摘みは臥牛です。
寛永頃からの日本の注文品。
水指としての寸法がよく茶に適い、図柄も洒落ています。
呉須水指はこの十二角か菱馬が上手本命といわれ、他に丸形に絵のものをみることがありますが、茶人はこれを下手とします。
呉須は呉州とも書き、本来は比較的下級の染め付け彩料で、ここから粗相な民窯風のものをも呼ぶ名となり、赤絵呉須・青絵呉須・白呉須・柿呉須などの称が生まれ、かえってそれが茶人のび意識に適うものとされました。
【寸法】 高さ:(通高)18.3、(像高)16.0 口径:15.0~16.1 底径:13.6~14.5 重さ:2020

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