銘。江戸製の玩具文散らし手焙りにこれがある。年代・作者は不明であるが、胴に貼り付けた魚・鳥・鈴・雛人形・兎・獅子の玩具文様は乾也の作風を思わせるところから、本所五つ目(墨田区)五百羅漢寺の求めに応じ乾也がつくったものではないかともいわれている。(「陶磁』七ノ四)