絵唐津唐 草文 提灯 壺

絵唐津唐 草文 提灯 壺
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
絵唐津唐 草文 提灯 壺
絵唐津唐 草文 提灯 壺

高さ19.0㎝
口径12.8㎝
胴径18.5㎝
底径7.0×7.3㎝
 姿といい絵付の調子といい、まさに李朝の壺そのままで、これが半磁胎釉が白かったら、李朝白磁鉄絵になるところです。
こういう波動しながら伸びてゆく唐草文は、鶏竜山(李朝鉄絵の名品を生んた窯)の刷毛目鉄砂陶にしばしば出てくるテーマであります。
釉はほとんど土灰単味のもので、つるりとして透明度が高く、そのために絵がはっきりと現れる。
高台の内側は箆で不等角形に切込みされ、その中を浅く彫りさらえています。
こういう底部の作りもいたって朝鮮風であります。
この底部内にも釉がおよんでいますが、かせがひどい。

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