淡路屋舟 あじあわじやぶね

淡路屋舟
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鶴田 純久の章 お話
淡路屋舟
淡路屋舟

砂張舟花入。
大名物。
「松本舟」「針屋舟」とともに天下三舟の一つ。
これに「艦」「茜屋舟」を加えて五舟といいます。
砂張は錫と銅の合金で、錫の含有量が多いほど表面はガラス張りのように透明となり、その奥に無数の星がまたた ように光っています。
産地は諸説がありますが、マレー半島かビルマあたりで、本来は食物容器として生まれたものでしょう。
三日月形の両端が美しく湾曲し、洗練された気品のある姿で金色も実によいです。
銘は堺の豪商淡路屋宗和の所持によります。
【付属物】箱 黒塗、金粉字形 添状―今井宗薫より伊達政宗あて
【伝来】淡路屋宗和南坊宗啓理首座 伊達政宗野村得七
【寸法】 高さ:16.5 左右29.6 前後18.5 重さ:670

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