交趾大獅子香合 こうちだいじしこうごう

交趾大獅子香合
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
交趾大獅子香合
交趾大獅子香合

 「交趾大獅子香合」は形物香合番付東方前頭十枚目に位し、交趾香合中最も大きい部類に属する。
「獅子香合」には大中小のほか、持遊などの形変わりもあるが、中でも「大獅子香合」が最高とされるのは、その雄壮な姿によるものであろう。
獅子がうずくまった姿で堂々たる基形を構成し、身は蓮弁の彫り出しをもってまとめており、締まりよく形づくられているので、いかめしい獅子王の風格がよく出ている。
しかもこれはこの類で最上とされる総黄であり、総体に色合いのあがりもよい。
このように黄一色で他の彩釉をまじえないものは数少なく、珍 重さ:れる。
【寸法】 高さ:5.0 口径:6.5 重さ:154

前に戻る
Facebook
Twitter
Email