仁清色絵鶴香合 にんせいいろえつるこうごう

仁清色絵鶴香合
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鶴田 純久の章 お話
仁清色絵鶴香合
仁清色絵鶴香合

 仁清の香合は、形物香合番付には「雅」のみが頭取として記載されているが、形物という意識から離れ、多岐にわたって種々の香合を製作しており、いずれも香合としての用途と合わせて優美な形をしている。
 この香合仁清香合中の出色の作で、大きさにおいては他の香合に抜きんでており、うずくまりながら首を立てて前を凝視している姿は、いかにも生き生きとして、端正で清楚な風格をもつ。総白釉が美しく、丹頂の彩色鮮やかに、わずかに黒羽をのぞかせ、盆付には小印が捺されている。箱の書付も古く、享保十五戌年とある。
【寸法】 高さ:14.3 口径:5.0~11.0 胴径:7.1~22.7 左右14.3 重さ:225

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